アルバイトプログラマの一日

私のアルバイト経験

私は10年ほど前からアルバイトのプログラマとして働いています。

いくつかの中小企業で働きましたが、いずれも数年単位で勤めているので一般的なイメージのアルバイトというより契約社員に近い形式かもしれませんね。まぁ給料はまさに「アルバイト」ですが。

今いる職場は小規模企業で、一人または2-3人程度で開発するシステム・アプリの開発者という立場です。小規模企業であること、さらに自社開発やプロトタイプ的なシステム開発が中心なので、「厳密な仕様書」「テスト項目書」などとはあまり縁がありません。

プログラマアルバイトの一日

私のプログラマとしての仕事は、一言でいえば「ずっとプログラムの開発を行い、最後に社長に今日の作業内容を報告する」感じです。10時開始、間に休憩1時間で終了は18時。7時間黙々と開発作業に従事します。

一つのプログラム全体、もしくは単独でテストできる部分を一人で担当する形なので、一度開発に入ると後はずっと一人でコードを書き続ける形になります。主に開発しているのは、Androidアプリです。

Android Studioで開発を行い、時々実機テストを行う。ある程度できたら社内の人と一緒にテストして改善点などを話しあい、社長の承認後に公開する、という流れになります。

途中で以前開発したプログラムの修正が入ったり開発中プログラムの仕様変更などのために打ち合わせを行ったりすることはありますが、数週間から数か月の間ひたすらプログラム開発を行いアプリを公開したら次に移る、という繰り返しですね。

社内には社長のほか他のプログラマや顧客対応の方などもいますが、仕事中に他の人と話す機会はあまりありません。他のプログラマや社長に仕様の確認を行ったりということがなければ、仕事の話をするのは最後に社長に報告する時だけ、という日すらあります。

これは、今の職場だけではなく以前の会社も似たような状況でした。アルバイトとして採用するプログラマは、基本的に開発に専念させる会社が多いのでしょう。特に短時間勤務でシステムの「中枢」に直接関与しないアルバイトだと顧客と直接やり取りさせ続けるのも難しいですからね。

私のように「人と話す」ことがあまり得意ではない人間にとっては気が楽ではありますが、「人生経験」という意味ではちょっと単調に過ぎる面もあるのかもしれません。